定時運行。同じ電車に乗り、同じ電車で帰り、カレンダー通りに休む。このリズムのためか、遠距離通勤、意外と楽。
会社で働き始め、あだ名でも呼ばれるが、当然名字でも呼ばれる。何回か名字変わった経験から、名字は自分に属してない、便宜的に割り振られた記号みたいなもんだと思ってる。遠い存在。だからと言って抵抗までしない。
2年前は、名字にこだわって抗った。どうでも良くなったのは、その時抗い、正位置に戻ったからかもしれない。変化するもんだし、と知ったことも。
人生を電車に例えると、逆走している感がある。一回派手に脱輪して自由に走り続けていた。レールの上の満員電車から羨まれることを楽しんでいた。なのに、もう一度レールに戻ってみて、そして逆走している。
フォームを知らない走り方は、多分変だと思う。だけどあまり気にならない。行き着く先も、あまり気にならない。ただただ、今日は定時運行。明日も、多分。
今、走る景色は、見たことなくて、とてもユニークだよ。