もめのめも書き

日常のエッセイ、仕事の記録など。

味噌づくりの季節。

冬の風物詩、味噌づくり。通算、何回つくっただろうか。自分だけでやった経験は一度もなく、毎度誰かとやってきた。近所のお母さん、友達など。

 

味噌づくりが大変なのは、大量につくる時、豆を煮る作業とそのための道具や場所を確保することと記憶している。ある年は、近所の農家のお母さんに味噌パートナーになってもらって、陽がまだ昇りきらない暗い時間から、どでかい釜に薪をくべて豆を炊いた。そして街に暮らしている友人らを招いてイベント化したけれど、豆を炊いてからの作業は、それほど苦労しなかった。

 

 

今年は、まさに、客人として、炊かれた豆を目前にした。屋久島の宿の料理人もしていた「友来り(ともきたり)」のユカさんが定期的開いている料理教室に空きが出たと伺い、タイミングよく混ぜていただいた。また今年も、おんぶに抱っこ方式で味噌づくりにありつけた。もちろん味噌づくりなど料理そのものにも関心はあるが、なによりこういう場をきっかけに、人と寄り集まり、雑談をするのが大好きだ。大好きなユカさんの野菜の漬物や握り飯なども食べられて、心身満たされた。

 

 

今日はジップロックコンテナのLサイズに収まる量をつくった。ボサッと依存しながらとは言え何回も経験してきたのと、コンパクトなサイズ感、ユカさんの的確な段取りのもとのレクチャーのおかげで、ようやく味噌づくりの全貌が理解できたかも。遅っ。

 

味噌が美味しくなるのは、約一年先。タイムカプセルみたいにジップロックコンテナの裏に、手紙でも書こうかな。2021年のわたしへ、って。

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