もめのめも書き

日常のエッセイ、仕事の記録など。

〔エッセイ〕愛着、粉もんシリーズ。

自宅でのひとりごはんの食べ方は、人生の歩き方とよく似ているな、と思う。

私は気に入ると、同じものを繰り返し食べ続けられるタイプ。

お店でつくっているときなんかは創作意欲が湧いて、新しいことにチャレンジしたくなるけど、満足させる相手が自分だけであれば、同じが良くなる。

カルボナーラが気に入れば、3日は平気でカルボナーラ

外食挟んで、またカルボナーラ

こんな調子でカルボナーラは、それなり長めのおつきあい。

カルボナーラを知らなかっただけで、似た分野のグラタンは小学生の時から好物で、おかげで料理をほとんどしなくとも、ベシャメルソースだけは小学生の時からつくっていた。

 

 

時々、急な出会いもある。

最近では、朝ごはんにホットドック食べたら美味しかったから、ずっとホットドック

私が働くお店で扱っている兵庫区のパン屋さん「メゾンムラタ」さんのコッペパン

これを軽くトーストしたら、小麦の感じがつぶつぶで美味しくてハマってしまった。

そこに、新鮮な野菜をソテーして適当に詰める。

ケチャップ買う習慣が私にはないゆえに、冷蔵庫にも当然ないので、タイのお土産でもらったスイートチリソースをさらっと。ちなみにスイートチリソース、赤でなくて黄色の。パイナッポーらしい。

 

 

お店も同じ。新しい店を自分ではまったく開拓できない。

18歳から大学卒業までバイトをしていたお好み焼き屋に、未だに通う。

(やばいもう16年目)

バイトをしている時は、週に4日くらいは毎日賄いで食べていた。

お好み焼き、ねぎ焼き、いろいろあるけど、わたしはうどん。

ずっと焼うどんを醤油味で食べていて、お腹が空いていたら粉で挟んでうどんモダン。

気まぐれにそば。そばとうどんを混ぜるのもあり。

 

 

私には定番がずっとある。

執拗な愛というか、それが愛着というものなのか。

定番をアップデートする、ひょんな出会いが楽しみでもある。

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兵庫区のメゾンムラタさんのコッペパンのホットドック



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お好み焼き「花菱」のそばとうどんの二つ玉。