岡山県にある人口1400人程度の西粟倉村。廃業していた温泉施設の再生に取り組んだ。コンセプトメイクから、内装、インテリア、運営まで。
ネーミングは、「老人憩いの家 元湯」から「あわくら温泉 元湯」へ。
1972年から2011年もの間、泉質の良さから根強いファンをつけてきた施設。
まるっきり新しい名前をつけるよりも、名前を引き継いだ方が得策だと考えた。
ロゴマークは村内のnottuoに依頼。新しく生まれ変わった「元湯」に、古くからのお客様も新しいお客様も気軽に訪れることを意識した。
コンセプトは「子どもの笑顔がまんなかにある大きな『家』」。
本当に家をつくるつもりでつくっていった。
その時の「ゲストハウス」という言葉は不似合いで避けたかったけれど、「ゲストハウス」自体が変容しているところだし、もともと「民宿」だったものとは変わっていることを伝えるために、場所の説明に「ゲストハウス」を選んだ。
おはよう
いってらっしゃい
おやすみなさい
元湯は大きな「我が家」です
家のまんなかには子どもの姿
息をして、吐き出して、育っていく
誰もがあったこの時期を
今の彼らの視点で見守っていきたい
「子連れで遊びにいきやすいゲストハウス」として、子育て世代に重宝されている。